千葉で学ぶか東京に通うか|時間・費用・得るものの違い
千葉に住んでいてWebデザインや動画を学ぼうと考えると、ほぼ全員が一度は同じところで迷います。千葉のスクールに通うか、それとも総武線で都内まで出るか。検索して出てくる「おすすめスクール◯選」はほとんどが都内の校舎かオンライン専業なので、千葉県民の目線で比べた情報が意外と見つかりません。
先に結論を書きます。平日夜に通いたい社会人なら千葉、平日日中に動けて都内の制作会社に就職したい人なら東京、というのが実務的な分かれ目です。料金表の数万円差よりも、往復の通学時間と「授業開始に間に合うか」のほうが、半年後の結果を大きく左右します。
この記事では、千葉駅前でスクールを運営している立場から、千葉・東京・オンライン完結の3つを同じ軸で並べます。東京のほうがいいケースも正直に書きます。
「千葉か東京か」は、校舎の質の話ではない
この比較は「どちらの校舎が優れているか」の話ではありません。カリキュラムの中身は、同じ系列であれば千葉でも都内でも同じものが使われます。教材の差で悩んでいるなら、考えるだけ時間の無駄です。
実際に差が出るのは、通い続けられるかどうかです。半年から1年のあいだ、週に1〜2回、決まった時間に教室へ行く。この習慣が成立するかどうかが、立地の問題として現れます。
比べる軸は4つです。往復の通学時間、定期外の交通費、平日夜に間に合うか、卒業後にどこで働きたいか。順に見ていきます。
軸1|往復の通学時間を、半年分で積算する
通学時間は1回あたりで見るとたいした差に見えません。片道30分と片道1時間20分。「50分くらいなら我慢できる」と思ってしまいます。
ところが半年分を積み上げると景色が変わります。週1回・24週で計算してみてください。往復の差が1時間40分なら、半年で40時間です。40時間あれば、教材を相当な範囲まで進められます。移動に使った時間で、もう一段階うまくなれた可能性があるということです。
| 週の通学回数 | 片道の差 20分(往復40分) | 片道の差 50分(往復1時間40分) |
|---|---|---|
| 週1回・24週 | 約16時間 | 約40時間 |
| 週2回・24週 | 約32時間 | 約80時間 |
比べるべきは「千葉駅から東京駅まで何分か」ではありません。総武線快速で千葉駅から東京駅まではおおむね40分前後ですが、実際に必要なのは自宅の玄関から教室の席に座るまでの時間です。自宅から最寄り駅までの徒歩、乗り換え、駅から校舎までの徒歩、これを全部足してください。都内は駅から校舎まで10分近く歩くケースも珍しくありません。
忘れがちなのが帰りです。仕事の後に都内で受講すると、帰宅が23時を回る日も出ます。半年続けられるかは、始める前に一度シミュレーションしておく価値があります。
軸2|定期の区間外だと、交通費は「回数×往復」で効く
費用の話をするとき、多くの方は受講料しか見ません。ただ通学型を選ぶ以上、交通費は受講料の一部だと考えたほうが正確です。
ここで効いてくるのが通勤定期の区間です。勤務先が都内で、定期が東京方面まで伸びている方は、都内のスクールへの移動が実質無料になります。この場合、交通費の比較では東京が有利です。
一方、勤務先が県内の方、在宅勤務中心の方、離職して学び直す方には定期がありません。都内へ通うたびに往復の運賃が発生します。半年・週1回なら24往復、週2回なら48往復です。1往復あたりの金額をご自身の最寄り駅で調べて24〜48倍すると、受講料に対して無視できない額になります。
費用を比べるときは、受講料+(往復運賃×想定通学回数)で並べてください。これをやると、料金表の数万円差が逆転することがあります。
軸3|平日夜に間に合うか、が一番シビアな条件
社会人にとっては、ここが最大の分かれ目です。
18時に退勤して都内の教室へ向かうなら間に合います。ところが千葉市内の勤務先を18時に出て、そこから都内へ向かうとなると、教室に着くのは19時半や20時になります。教室の受付終了時刻に間に合わない、あるいは着いて1時間で閉まる、という状態になりがちです。
この条件は勤務地で結論がひっくり返ります。整理すると次のようになります。
- 勤務地が都内・帰りに寄れる:東京のスクールが有利。移動時間も交通費も追加でかからない
- 勤務地が千葉県内:千葉のスクールが有利。逆方向に1時間かけて戻る形になるため、都内は現実的に続きにくい
- 在宅勤務中心・離職中:時間帯の制約は小さいが、交通費が丸ごと自己負担になる
どれに当たるかを先に決めれば、候補は半分に絞れます。
東京のスクールを選んだほうがいいケース
千葉でスクールを運営している立場ですが、東京を選んだほうがいい方は確実にいます。正直に書いておきます。
ひとつめは、都内の制作会社・広告代理店に就職したいと明確に決まっている方です。求人の数も、企業とスクールの接点も、都内のほうが厚いのは事実です。就職先の所在地が最初から都内なら、学ぶ場所も都内に寄せておくほうが動きやすくなります。
ふたつめは、業界の人脈を今すぐ作りたい方です。デザイン・映像系の勉強会やイベントは都内開催が圧倒的に多く、平日夜に開かれます。通学のついでに寄れる立地は、それ自体が価値になります。
みっつめは、平日日中に動ける方です。時間帯の制約がなく、日中の空いた電車で移動できるなら、片道1時間は許容範囲に収まることが多いです。
この3つのどれかに当てはまる方は、千葉の校舎を無理に選ぶ理由はありません。
3つめの選択肢|オンライン完結という手もある
ここまで「千葉か東京か」で書いてきましたが、実際には3択です。オンライン完結のスクールなら、通学時間はゼロになります。
費用も通学型より抑えられることが多く、時間の自由度も最大です。ただし結果を出せるかどうかは人によってはっきり分かれます。
| 千葉に通う | 東京に通う | オンライン完結 | |
|---|---|---|---|
| 往復の移動時間 | 短い | 長い | なし |
| 交通費 | 小さい | 定期の有無で大きく変わる | なし |
| 平日夜の受講 | 間に合いやすい | 勤務地次第 | 制約なし |
| その場で聞ける相手 | いる | いる | チャット・面談など |
| 都内企業との接点 | 限定的 | 作りやすい | スクールによる |
| 手が止まったとき | 行けば誰かがいる | 行けば誰かがいる | 自分から連絡する必要がある |
最後の行が実務上いちばん重要です。独学が続かなかった経験がある方は、オンライン完結でも同じところでつまずく可能性があります。逆に、自分で締切を作れて質問を言語化するのが苦にならない方には、オンラインは合理的な選択です。千葉での学び方全体の整理は、千葉市でWebデザインを学ぶ3つの道でも書いていますので、あわせてご覧ください。
デジタルハリウッドSTUDIO千葉の場合
場所はJR千葉駅東口から徒歩5分、千葉中央駅東口から徒歩2分です。総武線・京成線・内房線・外房線・千葉都市モノレールが集まる場所なので、千葉市内はもちろん、船橋・津田沼・市原・佐倉・木更津方面からも乗り換えなしで来られる方が多くいます。
学び方は、映像教材で自分のペースで進めながら、教室では講師に直接質問する形式です。教室に来られない日は自宅から学習し、来られる日にまとめて見てもらう、という使い分けができます。つまり通学とオンラインを併用できるので、「通学かオンラインか」の二択で悩む必要はありません。受講期間は最大1年間まで延ばせるので、仕事が忙しい時期はペースを落とせます。
都内との接点という点では、在学中から実際のクライアント案件に参加できる形をとっています。千葉都市モノレールの公式Webサイト、香取市の名刺デザイン、長南町の地域情報サイトなど、練習課題ではなく納品する制作物を講師のサポート付きで進めます。実績はクライアントワークにまとめています。「都内に出ないと実案件に触れられない」という前提は、必ずしも当てはまりません。
コースはWebデザイナー専攻(6ヶ月・572,000円税込)と動画クリエイター専攻(4ヶ月・445,500円税込)が中心です。金額はいずれも入学金・受講料・設備教材費を含む総額です。条件を満たすと受講料の一部が支給される国の支援制度の対象講座もありますが、対象コースと要件は制度によって異なるため、適用可否は個別にご確認ください。
受講料は、給付金で最大80%が戻る場合があります
デジタルハリウッドの一部の講座は、経済産業省の「第四次産業革命スキル習得講座(Reスキル講座)」に認定されています。支給要件を満たして所定の手続きをし、講座を修了すると、厚生労働省の専門実践教育訓練給付金として教育訓練経費の最大80%(上限640,000円)が支給されます。
| 対象コース | 定価(税込) | 実質料金(最大80%の給付を受けた場合) |
|---|---|---|
| Webデザイナー専攻 | 572,000円 | 220,000円 |
| Webデザイナー専攻 主婦・ママクラス キャリアデザインプログラム | 423,500円 | 190,300円 |
| 動画クリエイター専攻 | 445,500円 | 181,500円 |
| グラフィックデザイン講座 | 319,000円 | 143,000円 |
⚠ 動画ディレクター専攻と Claude Code × Designer Bootcamp は、この制度の対象ではありません。給付の対象になるのは入学金と授業料で、設備・教材費やソフトウェアの購入費は含まれません。また、雇用保険の被保険者である(あった)ことなどの支給要件があり、受講開始の2週間前までにハローワークでの手続きが必要です。ご自身が対象になるかは、住民票のある地域を管轄するハローワークで必ず確認してください。対象講座・支給要件・申請の流れはReスキル講座と給付金のページにまとめています。
まとめ|決める前に出しておく3つの数字
千葉と東京で迷っている方に、判断の前に出しておいてほしい数字が3つあります。
- 玄関から教室の席までの往復時間を、千葉と都内の両方で実測する。乗換案内の駅間所要時間ではなく、徒歩を含めた実測値で出す
- 受講料+往復運賃×通学回数で総額を並べる。定期の区間内かどうかでここは大きく変わる
- 平日の退勤時刻から逆算した到着時刻。教室の受付終了時刻に間に合うかを確認する
この3つを出せば、たいてい候補は1つか2つに絞れます。まだ迷うなら、実際に足を運んで比べるのが早いです。
当校では無料の個別カウンセリングを行っています。実際の授業を体験し、教室と機材を見てから、コースの話をします。所要1.5〜2時間、来校でもオンラインでも構いません。「都内のスクールと迷っている」という状態のままご相談いただいて問題ありませんし、条件を伺ったうえで千葉が向かないと思えばそう申し上げます。時間が取れない方は30分のカジュアル説明会もありますので、無料説明会・個別カウンセリングのページからお申し込みください。
