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デジタルハリウッドSTUDIO千葉とは|運営・場所・コースの実際

文:西脇 靖紘

「デジタルハリウッドSTUDIO千葉」を調べていると、名前の似たものがいくつも出てきて混乱すると思います。デジタルハリウッド大学、デジタルハリウッド大学院、デジタルハリウッドSTUDIO、そして全国に十数校ある各STUDIO。どれが何なのか、自分が検討しているのはどれなのかが分かりにくい。

このページは、その整理をするためのものです。デジタルハリウッドSTUDIO千葉が何で、誰が運営していて、どこにあって、何が学べて、いくらかかるのか。そしてどういう方には向かないのかまでを、公式の情報として一箇所にまとめます。

他社のまとめ記事や口コミサイトを読む前に、まずここで事実を確認していただくのがいちばん早いと思います。

デジタルハリウッドSTUDIO千葉とは

デジタルハリウッドSTUDIO千葉は、Webデザイン・グラフィックデザイン・動画制作を、現役のプロから学べる社会人向けのスクールです。千葉市中央区にあります。

まず、混同されやすい点を先に整理します。

名称 何か STUDIO千葉との関係
デジタルハリウッド大学 4年制の大学(東京都千代田区) 別のもの。STUDIO千葉は大学ではありません
デジタルハリウッド大学大学院 専門職大学院 別のもの
デジタルハリウッドSTUDIO 社会人向けのスクール。全国に展開 STUDIO千葉はこの1校
専門学校 学校教育法上の専修学校 STUDIO千葉は専門学校ではありません

STUDIO千葉は大学でも専門学校でもなく、社会人向けのスクールです。入学試験はなく、卒業しても学位は出ません。そのかわり、働きながら通えるように設計されています。

誰が運営しているのか

デジタルハリウッドSTUDIO千葉を運営しているのは、lanitech合同会社です。2025年3月から運営を担当しています。デジタルハリウッド株式会社とのフランチャイズ契約にもとづく運営で、カリキュラムは全国のSTUDIO共通のものを使っています。

「デジタルハリウッド株式会社が直接運営している」わけではない、という点は正確に書いておきます。全国のSTUDIOは、それぞれ別の会社が運営しています。

lanitech合同会社は、スクール運営だけをしている会社ではありません。Webサイト・システムの受託開発と、企業への生成AI導入支援を本業として行っています。 千葉県内の自治体・企業の案件を実際に受けていて、その現場がそのまま教材と実案件の機会になっています。

これは、教えることを専業にしているスクールとの違いになります。「実際の案件ではどう進めるのか」「いま現場で何が使われているのか」を、聞いた話ではなく自分たちの経験としてお伝えできます。

取り組んできた案件はクライアントワークの一覧に掲載しています。千葉都市モノレールの公式Webサイト「空中さんぽマップ」、千葉県警察の広報クリエイティブ、千葉県香取市の名刺、千葉県長南町の地域情報サイト、蓮沼ウォーターガーデンのSNS運用、VONDS市原FCの動画などです。

場所とアクセス

項目 内容
住所 〒260-0015 千葉県千葉市中央区富士見2-15-1 ワラビビル7F-B
最寄り JR千葉駅 東口から徒歩5分/京成千葉中央駅 東口から徒歩2分
電話 043-400-3547
開館時間 平日 11:00〜21:00/土・日 11:00〜18:00
休館日 月曜・祝日

設備としては、Mac・Windowsのどちらも使えます。サブディスプレイも用意しています。

なお、柏の校舎は2025年1月に閉校し、千葉へ合流しています。 柏で検討されていた方は、現在は千葉の校舎が対象になります。

通学圏としては、千葉市内、幕張、津田沼、船橋、市原、木更津、成田、茂原あたりからであれば現実的だと思います。柏・松戸・市川方面からは、千葉駅までの所要時間を実際に調べたうえで判断されることをおすすめします。片道1時間を大きく超えるようであれば、後半になるほど通学の負担が効いてきます。

学べるコースと受講料

受講できるコースは次のとおりです(すべて税込・2026年8月時点)。

コース 受講期間 受講料 内訳
Webデザイナー専攻 6ヶ月 572,000円 入学金55,000円/受講料385,000円/設備・教材費132,000円
Webデザイナー専攻 主婦・ママクラス 6ヶ月/就転職パック10ヶ月 423,500円〜 入学金・受講料・設備費の合算
動画クリエイター専攻 4ヶ月 445,500円 入学金55,000円/受講料275,000円/設備・教材費115,500円
動画ディレクター専攻 3ヶ月 385,000円 入学金55,000円/受講料220,000円/設備・教材費110,000円
グラフィックデザイン講座 4ヶ月 319,000円 入学金33,000円/受講料187,000円/設備・教材費99,000円

受講料は、給付金で最大80%が戻る場合があります

デジタルハリウッドの一部の講座は、経済産業省の「第四次産業革命スキル習得講座(Reスキル講座)」に認定されています。支給要件を満たして所定の手続きをし、講座を修了すると、厚生労働省の専門実践教育訓練給付金として教育訓練経費の最大80%(上限640,000円)が支給されます。

対象コース 定価(税込) 実質料金(最大80%の給付を受けた場合)
Webデザイナー専攻 572,000円 220,000円
Webデザイナー専攻 主婦・ママクラス キャリアデザインプログラム 423,500円 190,300円
動画クリエイター専攻 445,500円 181,500円
グラフィックデザイン講座 319,000円 143,000円

⚠ 動画ディレクター専攻と Claude Code × Designer Bootcamp は、この制度の対象ではありません。給付の対象になるのは入学金と授業料で、設備・教材費やソフトウェアの購入費は含まれません。また、雇用保険の被保険者である(あった)ことなどの支給要件があり、受講開始の2週間前までにハローワークでの手続きが必要です。ご自身が対象になるかは、住民票のある地域を管轄するハローワークで必ず確認してください。対象講座・支給要件・申請の流れはReスキル講座と給付金のページにまとめています。

このほか、lanitechが独自に企画しているコースがあります。

支払いは一括(銀行振込)または分割(学費ローン)から選べます。

給付金・支援制度について

Reスキル講座(第四次産業革命スキル習得講座)と、経済産業省リスキリング支援事業の対象講座があります。

ただし、対象となるコースは講座によって異なり、支給率や要件も改定されることがあります。 たとえば動画ディレクター専攻は、現時点で経済産業省リスキリング支援事業の対象外です。

Reスキル講座については、雇用保険の被保険者で、ハローワークでの事前手続き(キャリアコンサルティング、ジョブ・カードの作成)など所定の要件を満たす方が対象になります。受講を開始してからでは間に合わない手続きがあるため、検討の段階で確認しておくことをおすすめします。

インターネット上に出ている支給率や金額は古いことが多く、またご自身の雇用保険の加入状況によって使える制度が変わります。「◯%戻ってくる」という前提で資金計画を立てるのは避けてください。適用条件と申請の流れは、無料説明会・個別カウンセリングでご説明します。

公開している数字と、その出どころ

サイトに掲載している数字と、それが何の数字なのかを明記しておきます。

数字 内容 範囲
97.6% 受講満足度 デジタルハリウッドの掲載値
85% 就職・転職実績 デジタルハリウッドの掲載値
700名以上 卒業生の数 デジタルハリウッドの掲載値
約40名 STUDIO千葉のサポートスタッフ STUDIO千葉

コースページに掲載している卒業後の進路の実績についても、デジタルハリウッド全体の実績であって、STUDIO千葉単独の実績ではありません。 ここは各校とも混同されやすいところなので、はっきり書いておきます。

STUDIO千葉の卒業生が実際にどう進んだかは、卒業生インタビューの一覧で個別にご覧いただけます。数字ではなく、一人ひとりの話です。

STUDIO千葉の学習環境

全国のSTUDIO共通の仕組みとして、次のようになっています。

  • 映像教材+教室での質問:自分のペースで映像教材を進め、詰まったところを教室で直接聞く形
  • 通学とオンラインの併用:教室に来られない日は自宅から受講できます
  • チャット質問:教室にいないときも質問できます
  • 受講期間は最大1年間:忙しい時期は落として、自分のペースで進められます
  • 全国の校舎を利用できる:予約サイト「ANY_RESERVE」から、直前1時間前まで予約できます

そのうえで、STUDIO千葉に固有のものが3つあります。

1. 実案件に参加できる

提携する自治体や企業のロゴ・サイト・動画制作やコンペに、受講中から参加できるプログラムがあります。用意された課題ではなく、実際に納品するものです。

動画クリエイター専攻には、STUDIO千葉/松山限定の「ローカルチャレンジプラン」もあります。地域密着のクライアントワークをカリキュラムに組み合わせた形で、シナリオライティング、マーケティング、撮影、編集、提案までを実際の案件で経験します。

2. 時間制限のないマンツーマン対応

「1回10分まで」といった時間制限がありません。通学回数・質問回数にも制限はありません。納得いくまでトレーナーに質問できます。

3. 約40名のサポートスタッフ

経営者やフリーランスが中心です。広告代理店でマネージメントを担当する方、制作・ディレクション会社の代表、印刷会社のWeb制作担当、専門学校で教える講師まで、立場もキャリアもさまざまです。どんな方がいるかは講師・スタッフの一覧で確認できます。

AIをどう扱っているか

デザインや動画の仕事は、生成AIの影響を直接受けている領域です。ここを避けて教えているスクールと、正面から扱っているスクールがあります。

STUDIO千葉は後者です。デジタルハリウッド本部のカリキュラムには「AIを活用した広告映像プランニング実践講座」「AI総合クリエイティブ講座」など、制作の現場でAIをどう使うかを扱う講座が含まれています(受講できる範囲は在籍コースによって異なります)。

それに加えて、運営元のlanitechがAI開発を本業としている立場から、独自の講座を開催しています。2026年8月19日には「初学者向け|Claude Codeで、Webサイトを作る」を校舎で実施しました。

方針としては、AIに置き換えられる側ではなく、AIを使う側に回るという考え方です。ツールの操作だけを覚える学び方は、この先いちばん弱くなります。「誰に何を届けるか」を決められる人が、AIも使って形にする。そこを目指しています。

無料説明会について

入学の前に、必ず無料説明会を受けていただく形になっています。内容は次の3ステップです。

  1. 実際の授業を体験していただく
  2. 施設をご案内する
  3. 1対1でコースを解説する

所要は1.5〜2時間。来校でもオンラインでも受けられ、持ち物は不要です。その場で申し込みを迫ることはありません。

時間が取りづらい方には、30分のカジュアル説明会も用意しています。予約フォームのコメント欄に「カジュアル説明会希望」と記入してください。

説明会では「そもそもスクールに通うべきか」から一緒に考えます。独学や、ハローワークの職業訓練のほうが合いそうな方には、そう申し上げます。

STUDIO千葉が向かない人

最後に、正直なところを書きます。次に当てはまる方には、STUDIO千葉は向きません。

1. 学位や国家資格が必要な方。 STUDIO千葉は大学でも専門学校でもありません。学位は出ません。学歴として必要なら、デジタルハリウッド大学や専門学校を検討してください。

2. 費用を最優先で抑えたい方。 最も安いグラフィックデザイン講座でも319,000円です。「向いているか確かめたい」段階なら、無料の学習サイトや書籍から入って、続きそうだと分かってから検討するほうが合理的です。数千円で確かめられることに、数十万円を先に払う必要はありません。

3. 期限を切って転職を確約してほしい方。 就職・転職のサポートは行っていますが、期限付きで結果をお約束する仕組みではありません。返金の条件が明記された設計を求めるなら、そういうサービスのほうが期待とずれません。

4. 完全オンラインで済ませたい方。 オンラインだけでも受講できますが、STUDIO千葉の価値の相当部分は「校舎で相談できる」「実案件に手を挙げられる」ところにあります。それを使わないなら、オンライン専業のスクールのほうが設計が合っています。

5. 千葉駅までの通学が現実的でない方。 柏・松戸・市川方面からで片道1時間を大きく超えるようなら、より近い校舎を検討する価値があります。通学の負担は、学習の後半になるほど効いてきます。

6. 週に使える時間が5時間を下回る方。 受講期間は最大1年間まで取れますが、それでも厳しい。時間が作れる見込みが立ってから始めるほうが、費用が無駄になりません。

受講の流れ

申し込みから受講開始までの流れを書いておきます。

  1. 無料説明会の予約。 Webの予約フォームから、来校またはオンラインを選んで日時を指定します
  2. 説明会。 授業体験、施設案内、1対1でのコース解説。所要1.5〜2時間。持ち物は不要です
  3. 検討。 その場で決める必要はありません。持ち帰って、家族と相談していただいて構いません
  4. 申し込み・お支払い。 一括(銀行振込)または分割(学費ローン)
  5. 受講開始。 映像教材のアカウントが発行され、学習が始まります

給付金・支援制度を使う予定がある場合は、3の段階で確認してください。 制度によっては受講開始前にハローワークでの手続きが必要で、申し込んだあとでは間に合わないものがあります。

準備するものは、パソコン(Windows / Mac どちらでも可)とAdobeのソフトです。Adobe Creative Cloud は受講生特別価格で購入できます。パソコンの買い替えが必要な場合は、その費用も含めて計画しておいてください。動作が重い古い機種だと、学習そのものがストレスになります。

スクールを比較するときに見るべき軸

千葉県内でWebデザインや動画を学べる場所は、STUDIO千葉だけではありません。他の選択肢と比べる際に、見ておくと判断しやすい軸を挙げます。特定の学校を勧めるためではなく、比べ方の話です。

確認すること なぜ効くか
通学距離 自宅・職場から片道何分か 後半になるほど効く。1時間を超えると足が遠のく
開いている時間帯 自分が行ける曜日・時間に開いているか 平日夜に行きたいのに夕方で閉まる校舎もある
質問できる相手 校舎に人がいる時間帯/回数や時間の制限 「1回10分まで」「月◯回まで」の制限があると詰まったときに困る
期間が延ばせるか 期間内に終わらなかったらどうなるか 働きながらだと予定どおりに進まないほうが普通
実案件の有無 課題以外に、納品するものを作る機会があるか ポートフォリオで説明できる材料が変わる
費用の内訳 総額に何が含まれるか(入学金・教材費・ソフト代) 「受講料」だけの表示だと、あとから足される
給付金の対象か そのコースが対象か/自分が要件を満たすか コース単位で違う。学校単位ではない

この7つは、募集ページを読むだけでは分からないものがいくつかあります。とくに「質問できる相手」「期間が延ばせるか」は、説明会や問い合わせで直接聞かないと出てきません。STUDIO千葉に限らず、検討している学校すべてに同じ質問をしてみることをおすすめします。 答え方で、だいぶ性格が分かります。

逆に、比較の軸にしないほうがいいものもあります。「卒業生の人数」「満足度◯%」といった全国合計の数字は、その校舎の実態を表していません。STUDIO千葉についても同じで、97.6%や700名以上はデジタルハリウッド全体の掲載値です。校舎を選ぶ判断材料としては、上の表のほうがずっと役に立ちます。

よくある質問

Q. 未経験でも大丈夫ですか。
未経験からのスタートが前提のカリキュラムです。主婦・ママクラスでは受講生の8割が未経験と案内しています。年代は20代後半から50代まで、動画クリエイター専攻では10代から60代までの方が受講しています。

Q. パソコンが得意ではありません。
タイピングとファイルの保存ができれば、スタートラインには立てます。IllustratorやPhotoshop、Premiere Proは、最初は誰も使えません。

Q. デザインのセンスは必要ですか。
必要ありません。デザインの仕事で求められるのは制作スキルとデザインの知識です。配色にもレイアウトにもタイポグラフィにも理論があり、学べば説明できるようになります。仕事で評価されるのは「なぜそうしたか説明できるデザイン」です。

Q. 働きながら通えますか。
通えます。映像教材は自宅で視聴でき、校舎は平日が21:00まで開いています。土日も11:00〜18:00で開いています。ただし週に使える時間は事前に数えておいてください。週10時間を下回るなら、受講期間を延ばす前提で計画するほうが崩れません。

Q. 子ども連れで通えますか。
校舎によって設備や運用が異なります。STUDIO千葉での対応は無料説明会で個別にご相談ください。保育施設に提出する通学証明書の発行には対応しています。

Q. 途中で辞めたくなったらどうなりますか。
受講期間は最大1年間まで取れるので、忙しい時期は落として進めることができます。途中解約の条件については、申し込み前に説明会で確認してください。

Q. 卒業後もサポートはありますか。
キャリアセンターは卒業後も利用できます。また、約40名のサポートスタッフは経営者やフリーランスが中心のため、案件獲得やキャリア形成を相談でき、卒業後に仕事を依頼されるケースもあります。

Q. 法人研修に対応していますか。
対応しています。Canvaの法人研修、自治体向けの生成AI研修、地域のみらい講座などを用意しています。内容はカスタマイズになるため、個別にご相談ください。

迷っている段階で、何を確認すればいいか

ここまで読んで、まだ決めきれないという方に向けて、確認の順番を書いておきます。

1. 作りたいものが何かを決める。 Webサイトなのか、チラシやポスターなどの印刷物なのか、動画なのか。ここでコースが決まります。決まらない場合は「印刷物か、Webか、動画か」の3択だけでも絞ってください。

2. 独学で少しだけ触ってみる。 これは本気でおすすめします。無料の学習サイトと数千円の書籍で、HTMLとCSSで簡単なページを作るところまでは行けます。ここで面白いと思えるかどうかを確かめてから、数十万円を払うかを決める。順番が逆だと、費用が無駄になる可能性があります。

3. 週に使える時間を、実際のカレンダーで数える。 「たぶん夜に2時間くらい」ではなく、来週の予定を見て空いている枠を数えます。

4. 通学時間を実際に調べる。 自宅または職場から千葉駅まで、乗り換え含めて何分かかるか。都内のスクールと比べる場合は、その差を6ヶ月分に換算してみてください。片道30分の差なら、週2回で6ヶ月なら約50時間です。

5. 給付金の要件を確認する。 ご自身の雇用保険の加入状況で使える制度が変わります。ハローワークでの事前手続きが必要な制度もあるため、早めに確認してください。

6. 説明会に行く。 1〜5がある程度固まってから行くと、話が具体的になります。固まっていない状態で行っても構いませんが、その場合は「そもそも通うべきか」から一緒に整理するところから始めます。

他校と比較検討されている場合も、遠慮なくそう言っていただいて構いません。比較の軸を整理するお手伝いはできます。

デジタルハリウッドの共通カリキュラムと、校舎ごとの違い

「デジタルハリウッドSTUDIO」を検討していると、どの校舎を選んでも同じなのか、という疑問が出ると思います。答えは「半分同じで、半分違う」です。

同じもの。 映像教材、カリキュラムの構成、卒業制作の要件、クリエイターズオーディションなどの就職支援、キャリアセンター。これらは全国のSTUDIO共通です。デジタルハリウッドはWebの国際標準化団体W3Cの会員でもあり、カリキュラムの土台はどの校舎でも変わりません。

違うもの。 運営している会社、校舎の場所と開館時間、在籍しているトレーナー、そして校舎独自のプログラムです。ここが校舎ごとにかなり違います。

STUDIO千葉の場合、独自にあるものは次のとおりです。

  • 千葉県内の自治体・企業の実案件に、受講中から参加できる機会
  • 動画クリエイター専攻の「ローカルチャレンジプラン」(STUDIO千葉/松山限定)
  • 運営元lanitechによる生成AIの独自講座
  • 約40名のサポートスタッフ(経営者・フリーランスが中心)
  • 少人数制・クラス担任制
  • 仮想STUDIO「MetaLife」とSlackを使ったオンラインの居場所

逆に言えば、カリキュラムの内容だけで校舎を選ぶ意味はあまりありません。 共通だからです。選ぶべきは、通える場所にあるか、質問できる相手がいるか、実案件のような機会があるか。校舎選びは、そこで差がつきます。

なお、予約サイト「ANY_RESERVE」から全国の校舎を利用できます。出張や帰省のときに別の校舎を使う、という形も取れます。

lanitechが運営しているという意味

ここは、STUDIO千葉を検討するうえでいちばん性格が出るところなので、もう少し書きます。

lanitech合同会社の本業は、Webサイト・システムの受託開発と、企業への生成AI導入支援です。スクール運営は、その会社が行っている事業のひとつという位置づけになります。

これには、はっきりした利点と、はっきりした限界があります。

利点は、現場がそのまま教材になること。 千葉都市モノレールの公式サイトを実際に作り、千葉県警察の広報物を継続して制作し、蓮沼ウォーターガーデンのSNSを運用している。その進め方を、聞いた話ではなく自分たちの経験として話せます。そして、その案件に受講生が参加する機会があります。「実案件に参加できます」と書いているスクールは多いのですが、その案件を自社で受注しているかどうかで、中身はかなり変わります。

限界は、規模です。 教育を専業にしている大手のスクールと比べると、校舎数も、抱えている求人のネットワークも小さい。全国規模の就職支援は、デジタルハリウッド本部の仕組みに乗る形になります。ここは正直に書いておきます。

どちらを重視するかは、目的によって変わります。大手の求人ネットワークを使って都内の企業に転職したいなら、その強みを持つ選択肢のほうが合うかもしれません。千葉で実際の案件に触れながら学び、地域で仕事をしていきたいなら、STUDIO千葉の形が合うと思います。

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