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受講生・卒業生の声

Webデザイン独学の限界から学び直した|卒業生・神山慶太さん

文:西脇 靖紘

独学でWebの仕事をしていると、ある時期から「このやり方で合っているのか」が分からなくなります。動くものは作れる。仕事も回っている。でも、根拠を持って選んでいる感覚がない。この記事は、まさにその状態から学び直しを選んだ卒業生の話です。

デジタルハリウッドSTUDIO千葉を卒業した神山慶太さんは、専門学校で動画制作を学び、映像制作会社のAD、フリーランスの動画編集を経て、独学でコーディングとバナー制作をしていました。現在は日本中央競馬会(JRA)の子会社でWeb制作を担当し、2026年9月から都内の広告代理店へ移ります。Webデザインの独学に限界を感じている方、学び直すかどうかで迷っている方に向けて、本人が語った言葉をもとにまとめました。

専門学校で動画、卒業後は映像制作会社のADへ

神山さんはもともと「パソコンを使ったクリエイティブな仕事がしたい」と考え、マルチメディア系の専門学校に進み、主に動画制作を学びました。卒業後は念願だった映像制作会社に入社し、AD(アシスタントディレクター、撮影や制作進行を支える職種)として働き始めます。

ただ、環境は想像以上にハードで、長く続けることはできませんでした。その後はクラウドソーシングで動画編集の仕事を受けながら過ごします。本人の言葉では「正直なところ当時は明確な目標もなく、自分の進むべき道を模索していた時期だった」という状態です。

転機は、久しぶりに再会した専門学校時代の友人からWeb業界の話を聞いたことでした。何かを作る仕事は続けたい。これまでのクリエイティブ経験を活かしながら、新しいスキルも身につけられる。そう考えて、Web業界に軸足を移していきます。

「独学でやってきたけれど、これで合っているのか」

Web業界に入ってからも、神山さんはしばらく独学で進みました。コーディングやバナー制作の業務にはすでに携わっていたのです。ただ、どちらもほぼ独学で身につけたスキルでした。

「本当にこれで合っているのかな」と感じる場面が少なくなかった、と振り返っています。我流でなんとかやってきたものの、基礎から学んだ経験がない。加えてWeb業界は技術やトレンドの変化が早く、断片的に追いかけ続けることに不安があった。だから一度しっかり学び直したい、というのが入学のきっかけでした。

ここは独学の人がつまずきやすいポイントです。独学は「できないこと」より「できているつもりのこと」で止まります。動いてしまうコードや、それらしく見えるデザインは、誰も指摘してくれません。

独学で伸びる人と、伸び止まる人の分かれ目

独学とスクールは、どちらが優れているという話ではありません。何が手に入って、何が手に入らないかが違うだけです。軸で比べると次のようになります。

独学 スクールで学ぶ
費用 教材費のみで始められる まとまった受講料がかかる
進め方 自分で順序を決める 体系立てられた順序で進む
間違いへの気づき 自分では気づきにくい 第三者が指摘してくれる
作品への反応 ほぼ得られない 発表と講評の場がある
つながり 自分で作りにいく必要がある 講師・受講生・卒業生と自然に接点ができる

神山さんが求めていたのは、上の表でいう「間違いへの気づき」と「作品への反応」でした。すでに手は動く。足りないのは、その手の動かし方を検証してくれる相手だったわけです。

最後に効いたのは「通える距離」だった

スクール選びの決め手について、神山さんはこう話しています。「最終的な決め手は、やはり最寄り駅の近くにスタジオがあったことですね。仕事しながら通うことを考えると、アクセスの良さはかなり重要でしたし、『これなら無理なく続けられそうだな』と思えたのが大きかったです」。

カリキュラムの中身よりも先に、続けられるかどうかで選んでいる。働きながら学ぶ人の判断としては、かなり現実的です。カリキュラムは、通えなければ一行も消化されません。

説明会で話を聞くなかでは、一人ひとりに寄り添う指導と、実際のクライアントワークに数多く携わっている点に魅力を感じた、とも語っています。

課題を「ポートフォリオに載せる前提」で作る

これから学ぶ人へのアドバイスとして、神山さんが最初に挙げたのがこれでした。

「『これは課題だから作る』ではなく、『この作品をそのままポートフォリオに載せるんだ』という意識で制作すると良いと思います。最初からそのつもりで取り組むと、自然とこだわるポイントも増えますし、ただ課題として作るよりもクオリティの高い作品になるかと。実際、就職や転職活動のときに見てもらうのはそういった作品になるので、早いうちから意識しておいて損はないと思います」。

この意識が形になったのが、最初の課題で作ったプロフィールサイトです。大好きなルパン三世をテーマにしたかったものの、版権キャラクターはそのまま使えない。そこで自分でコスプレをして撮影し、素材から作りました。「今振り返ってもかなり気合いの入った課題だった」と本人も言っていますが、好きなものを詰め込んだぶん、楽しく取り組めたそうです。制作物は現在もポートフォリオサイト(lupinlove.jp)で公開されています。

在学中は課題のWebサイト制作のほか、名刺デザインや動画制作にも取り組んでいました。

教室に行くと、学習以外のことが起きる

神山さんは平日、現職で比較的自由に学習時間を確保できる環境だったため、業務を効率よく終わらせて残りの時間を学習に充てていました。休日は教室に足を運び、講師に直接指導を受けたり、手を動かす課題を進めたりしています。平日に出てきた疑問を、休日にその場で解消する使い方です。

変化として本人が挙げたのは、精神面でした。「一人で抱え込まずに相談できる環境ができたのは精神的にかなり楽になった」。特に印象に残っているのが課題発表の場だといいます。それまでは一人で制作して完結することが多かったのが、人に見てもらいフィードバックをもらえる環境ができたことで、制作に張り合いが生まれた。「今度はこんな作品で見る人を楽しませたい」と考えるようになり、以前より純粋に制作を楽しめるようになったそうです。

自分から積極的に話しかけるタイプではなかったものの、講師やスタッフのほうから気さくに声をかけてくれたので安心して通えた、とも話しています。火曜担当のトレーナーには学業や進路の相談にも乗ってもらい、作品を見てもらうこと自体が学習のモチベーションになっていました。教室で知り合った卒業生に誘われ、ボードゲーム部のようなコミュニティにも参加しています。

この学び方が向かないケース

正直に書きます。次のような方には、スクールで学び直すことをおすすめしません。

  • すでに現場で添削を受けられる環境がある方。社内に見てくれる先輩がいるなら、実務のほうが早く伸びます。
  • 特定のツールの操作だけを短期で覚えたい方。目的が限定されているなら、書籍やオンライン教材のほうが費用対効果が高いです。
  • 「入学すれば誰かが引き上げてくれる」と考えている方。神山さんが伸びたのは、平日に自分で学習時間を確保し、休日に教室へ通ったからです。順序と相手は用意できますが、手を動かすのは本人です。
  • 通学圏内でない方で、対面のやりとりを重視する方。オンラインでも学べますが、上に書いた「教室で起きること」は、通える距離にいるほど手に入りやすくなります。

STUDIO千葉が用意している学び直しの環境

ここまでが神山さんの話です。そのうえで、同じような状態の方が使える環境をご説明します。

デジタルハリウッドSTUDIO千葉は、JR千葉駅東口から徒歩5分、千葉中央駅東口から徒歩2分にあります。Webデザイナー専攻は6ヶ月・572,000円(税込/入学金55,000円・受講料385,000円・設備教材費132,000円)で、デザイン、コーディング、Webサイト制作の実践までを学び、卒業制作としてオリジナルサイトを1本仕上げます。すでに実務でIllustratorやPhotoshopを使っている方向けに、コーディングやUI・UX、SEOに寄せたプランもあります。

受講料は、給付金で最大80%が戻る場合があります

デジタルハリウッドの一部の講座は、経済産業省の「第四次産業革命スキル習得講座(Reスキル講座)」に認定されています。支給要件を満たして所定の手続きをし、講座を修了すると、厚生労働省の専門実践教育訓練給付金として教育訓練経費の最大80%(上限640,000円)が支給されます。

対象コース 定価(税込) 実質料金(最大80%の給付を受けた場合)
Webデザイナー専攻 572,000円 220,000円
Webデザイナー専攻 主婦・ママクラス キャリアデザインプログラム 423,500円 190,300円
動画クリエイター専攻 445,500円 181,500円
グラフィックデザイン講座 319,000円 143,000円

⚠ 動画ディレクター専攻と Claude Code × Designer Bootcamp は、この制度の対象ではありません。給付の対象になるのは入学金と授業料で、設備・教材費やソフトウェアの購入費は含まれません。また、雇用保険の被保険者である(あった)ことなどの支給要件があり、受講開始の2週間前までにハローワークでの手続きが必要です。ご自身が対象になるかは、住民票のある地域を管轄するハローワークで必ず確認してください。対象講座・支給要件・申請の流れはReスキル講座と給付金のページにまとめています。

基礎は映像教材で学ぶため、働きながらでも自分のペースで進められます。そのうえで、現役クリエイターのトレーナーが課題をマンツーマンで添削します。通学回数に制限はなく、教室とオンラインを併用できます。神山さんが「休日に教室で疑問を解消する」使い方をしていたのは、この仕組みがあるためです。

もう一つが実案件です。STUDIO千葉では、千葉都市モノレールの公式Webサイト、千葉県警察の啓発物、香取市の名刺、長南町の地域情報サイトなど、受講生が在学中から関わった案件があります。詳しくは制作実績をご覧ください。動画方面から入り直したい方には動画クリエイター専攻もあります。

迷っている段階で来ていただいて構いません

神山さんは「時間があるならできるだけスタジオに行くのがおすすめ」と言い、その理由に、対面だと些細なことでも質問しやすいこと、そして思いがけない人とのつながりが生まれることを挙げていました。実際に彼自身、講師や受講生、卒業生との縁を得ています。

今後については、コミュニケーション能力を伸ばしたいと語っています。制作中心だったこれまでと違い、今後は打ち合わせの機会が増える。相手が本当に求めていることを汲み取れるようになりたい。加えて、AIの進化で制作のやり方が変わっていくからこそ、相手の気持ちを理解する、ブランドの魅力を考えるといった人ならではの部分がますます大切になる、という見立てです。

学び直すかどうか決めきれていない段階でも、話を聞きに来ていただいて構いません。無料説明会は参加費無料・所要1.5〜2時間・来校またはオンライン・持ち物不要で、実際の授業体験、施設案内、1対1のコース解説という流れです。時間が取れない方向けに30分のカジュアル説明会もあり、予約フォームのコメント欄に「カジュアル説明会希望」とご記入いただければ対応します。お電話(043-400-3547)でもご相談いただけます。

「そもそもスクールに通うべきかどうか」から一緒に考えます。独学で続けたほうがいい方には、そう申し上げます。

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