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デザインスクール選びで見るべき5つのこと|料金表に出ない項目

文:西脇 靖紘

Webデザインスクールの選び方を調べると、比較記事がいくつも出てきます。並んでいるのはたいてい料金、受講期間、学べるソフト、就職サポートの有無です。ところが、その4つで各校を並べると驚くほど差が出ません。金額は数十万円台に集まり、カリキュラムもほぼ同じ顔ぶれになります。

比べているうちに決め手がなくなって、最後は「なんとなく安いほう」になる。これが一番もったいない決め方だと思っています。

この記事では、料金表にもカリキュラム表にも載らないのに、通い始めてからの半年を左右する5つの項目を挙げます。どれも説明会でそのまま口に出せる質問文の形にしてあるので、メモして持っていってください。

料金表とカリキュラム表だけでは、スクールは選べない

教材の中身は、正直に言えばどこも大きくは変わりません。Photoshopの使い方もHTMLの書き方も、いまは書籍やオンライン教材で手に入ります。それでも多くの人がスクールにお金を払うのは、「教材で止まったときに、どうなるか」を買っているからです。

止まったときに誰がいるのか、どのくらい待つのか、何を見てもらえるのか。ここは料金表に書きようがありません。だから説明会で聞くしかない。以下の5つは、いずれも「はい/いいえ」では答えが返ってこない質問です。曖昧な答えが返ってきたときこそ、その学校の実態が出ます。

①質問できる相手がいる時間帯と、時間制限の有無

まず確認したいのは、講師やスタッフが教室にいる時間帯です。「いつでも質問できます」と書いてあっても、実際に人がいる時間はスクールごとに違います。平日夜は常駐、土日は予約制、と曜日で変わることもあります。

合わせて聞いておきたいのが1回あたりの時間制限です。「質問1回15分まで」といった上限を設けている学校は珍しくありません。上限そのものは混雑を捌くための合理的な運用ですが、デザインの相談は15分では終わらないことがあります。配色を直すと余白が気になり、余白を直すと文字サイズが気になる。連続して見てもらえないと、次の週まで持ち越しになります。

チャットでの質問に返答の目安時間があるかも確認してください。当日中なのか翌営業日なのか。「夜に手が止まって、返事が来たのは2日後」は典型的なつまずき方です。

質問文はこうです。「講師の方が教室にいるのは何曜日の何時から何時までですか。1回の質問に時間の上限はありますか。オンラインで質問した場合、返信までどのくらいかかりますか」

②担当が固定か、毎回変わるか

次が、見てくれる人が同じ人かどうかです。見落とされやすいのですが、学習の進み方にかなり効きます。

担当が毎回変わる方式は、いろいろな視点の意見をもらえる利点があります。一方で、そのたびに「私はこういう理由でこうしました」という前提の説明からやり直しになります。前回と今回で言われたことが食い違い、どちらに合わせればいいのか分からない、という相談も受けます。

担当が固定される方式は、前提の共有が済んでいるぶん話が早く、進み具合や苦手なところを踏まえた助言が返ってきます。代わりに相性が合わなかったときの逃げ場がないので、「合わなかったときに担当を変えられるか」までセットで聞くのが実務的です。

質問文はこうです。「見ていただく方は毎回同じ人ですか、日によって変わりますか。合わないと感じたときに担当を変えていただくことはできますか」

③作ったものを評価してもらえる場があるか

独学とスクールの一番の差は、教材ではなく作ったものを他人に見てもらえるかどうかです。手が止まる理由の多くは知識不足ではなく、「これで良いのか分からない」まま進めないことにあります。

確認したいのは、講評の場が仕組みとして用意されているかです。質問への回答と、作品への講評は別物です。「この部分の書き方が分かりません」に答えてもらうのが質問、「全体としてこれは通用するのか」を判断してもらうのが講評です。後者がない学校では、ポートフォリオが自己採点のまま完成してしまいます。

質問文はこうです。「作ったものを見ていただく機会は受講中に何回ありますか。完成後だけでなく、制作の途中でも見ていただけますか」

④実務の案件に触れられるか

練習課題は条件が整っています。架空のカフェ、架空の要望、締切も自分次第。ところが実際の仕事は、要望が途中で変わり、素材が足りず、先方の担当者が「もう少し明るく」としか言ってくれません。この落差に最初の1件でつまずく人はとても多いです。在学中に一度でも実案件に触れておくと、修了後の1件目の負荷がまったく違います。

もちろん絶対条件ではなく、まずは基礎を固めたい方には不要な場合もあります。聞くときは「実案件がありますか」ではなく件数と参加の仕方まで踏み込んでください。「案件あり」と書いていても、年に1件で選抜制ということもあります。

質問文はこうです。「在学中に実際のお客様の案件に関わる機会はありますか。年に何件くらいで、どういう形で参加するのですか」

⑤卒業後に相談できる相手が残るか

最後は、受講期間が終わったあとの話です。料金表に一番出てこない項目でありながら、長い目で見ると効いてきます。

修了して仕事を始めてから出てくる疑問は、受講中とは種類が違います。見積もりはいくらにすればいいのか、契約書はどうするのか、修正が無限に来るときにどう線を引くのか。教材には書かれていないことばかりです。修了後に教室に入れるのか、講師に連絡できるのか、費用はかかるのか。ここまで聞いておくと後で齟齬が起きません。

質問文はこうです。「修了した後も、教室や講師の方に相談することはできますか。その場合、費用はかかりますか」

この5つで比べた結果、うちが合わない人

ここまでの5項目は、当校が全部○になるように選んだものではありません。この5つで比べると当校が合わない方は確実にいます。

  • 平日日中に通えて、費用を最優先したい方。公的な職業訓練は受講料が原則無料です。まずハローワークで募集状況を確認したほうが合理的です
  • 特定の技術だけを短期間で補いたい方。半年の総合コースは過剰で、単発の講座やオンライン教材のほうが早く安く済みます
  • 完全に自宅で完結させたい方。オンライン併用はできますが、教室に来られる方のほうが5項目の恩恵を受けやすい設計です
  • 今すぐ収入につながる副業を探している方。半年学んでから、というスケジュールとは合いません

説明会でこうお伝えすることは実際にあります。合わないまま入っていただいても、途中で止まってしまうからです。学び方そのものの整理は千葉市でWebデザインを学ぶ3つの道にまとめてあります。

デジタルハリウッドSTUDIO千葉は、この5つでどうか

公平を期すために、当校の答えも同じ5項目で書いておきます。

①質問できる時間帯と時間制限:教室では講師に直接質問でき、「1回◯分まで」といった時間制限は設けていません。教室に来られない日はチャットでも質問できます。②担当:約40名のサポートスタッフがいて、現役の経営者やフリーランスが中心です。制作の相談だけでなく、案件の取り方やキャリアの相談もできます。③講評の場:制作の途中段階から見せていただく前提で運用しています。完成してから一度だけ、という形ではありません。

④実案件:千葉都市モノレールの公式Webサイト、千葉県香取市の名刺デザイン、長南町の地域情報サイトなど、練習課題ではなくクライアントに納品する制作物を、在学中から講師のサポートを受けながら進められます(クライアントワーク実績)。⑤修了後:受講期間は最大1年間まで延ばせるので、忙しい時期はペースを落とせます。卒業生は700名以上いて、修了後も関わり続けている方がいます。

場所はJR千葉駅東口から徒歩5分、千葉中央駅東口から徒歩2分。中心コースはWebデザイナー専攻(6ヶ月・572,000円税込/入学金・受講料・設備教材費の合計)、ほかにグラフィックデザイン講座(4ヶ月・319,000円税込)があります。Webデザイナー専攻は経済産業省リスキリング支援事業の対象講座で、条件を満たすと受講料の一部が支給されます。適用条件は個別カウンセリングでご説明します。

受講料は、給付金で最大80%が戻る場合があります

デジタルハリウッドの一部の講座は、経済産業省の「第四次産業革命スキル習得講座(Reスキル講座)」に認定されています。支給要件を満たして所定の手続きをし、講座を修了すると、厚生労働省の専門実践教育訓練給付金として教育訓練経費の最大80%(上限640,000円)が支給されます。

対象コース 定価(税込) 実質料金(最大80%の給付を受けた場合)
Webデザイナー専攻 572,000円 220,000円
Webデザイナー専攻 主婦・ママクラス キャリアデザインプログラム 423,500円 190,300円
動画クリエイター専攻 445,500円 181,500円
グラフィックデザイン講座 319,000円 143,000円

⚠ 動画ディレクター専攻と Claude Code × Designer Bootcamp は、この制度の対象ではありません。給付の対象になるのは入学金と授業料で、設備・教材費やソフトウェアの購入費は含まれません。また、雇用保険の被保険者である(あった)ことなどの支給要件があり、受講開始の2週間前までにハローワークでの手続きが必要です。ご自身が対象になるかは、住民票のある地域を管轄するハローワークで必ず確認してください。対象講座・支給要件・申請の流れはReスキル講座と給付金のページにまとめています。

まとめ|説明会に持っていく5つの質問

最後に、そのまま使える形でまとめます。訪問する学校ごとに同じ質問をして答えを並べてください。答えの内容より即答できるかどうかのほうが実態を映すこともあります。

項目 説明会で聞く質問
①質問できる相手 講師が教室にいるのは何曜日の何時からですか。質問に時間の上限はありますか
②担当 見ていただく方は毎回同じ人ですか。合わないときに変えられますか
③講評の場 作ったものを見ていただく機会は受講中に何回ありますか
④実案件 実際のお客様の案件に関わる機会はありますか。年に何件くらいですか
⑤修了後 修了した後も相談できますか。費用はかかりますか

当校の無料説明会でも、この5つはどれでもお答えします。所要1.5〜2時間、実際の授業を体験し教室と機材を見てからコースの話をします。来校でもオンラインでも構いません。時間が取れない方には30分のカジュアル説明会もあります(予約フォームのコメント欄に「カジュアル説明会希望」とご記入ください)。詳細は無料説明会・個別カウンセリングのページをご覧ください。

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