lanitech
はじめての方へ

Webデザイナーに資格は必要か|未経験が判断する7つの基準

「Webデザイナー 資格」で検索すると、おすすめ資格を10個並べた記事がずらりと出てきます。読み終えると、全部取ったほうがいいような気になります。ですが、未経験からWebデザイナーを目指す人にとって、資格の優先順位は思っているより低い、というのが実務側から見た結論です。

Webデザイナーには必須の国家資格がありません。医師や建築士のように、資格がなければ業務ができない職種ではないからです。採用の場面でも、資格の有無が合否を分けることはほとんどありません。分けるのは作品と、その作品について説明できる言葉です。

とはいえ「資格は無意味です」で終わらせると、資格が効く場面を取りこぼします。効く人と効かない人がいて、その差は状況で決まります。この記事では、資格を取るかどうかを判断する7つの基準を示し、そのうえで代表的な資格を「どういう人に向くか」で分類します。取るべきものと、後回しでいいものを切り分けるための記事です。

そもそも、Webデザイナーに資格は必要か

結論は「必要ではないが、無駄でもない」です。もう少し正確に言うと、次のようになります。

場面 資格の効き方
求人への応募(制作会社) ほぼ効かない。作品とポートフォリオで見られる
求人への応募(事業会社・非制作系) 多少効く。デザイン職以外の人が書類を見る場合があるため
派遣・アルバイトの登録 効く場合がある。スキルの目安として記載欄がある
フリーランスの営業 ほぼ効かない。過去の制作物が判断材料になる
学習の進捗管理 効く。締切ができるので学習が止まりにくい

注目したいのは最後の行です。資格の一番の効用は採用で有利になることではなく、学習に締切を作ることです。独学で進めていると進捗が測れず、いつまでも「まだ足りない」と感じ続けます。試験日という外部の締切があると、そこまでに何をするかが決まります。この効用は、就職に効くかどうかとは別に価値があります。

判断基準1|作品が1本もない状態か

最優先の基準です。ポートフォリオに載せられる作品が1本もない段階なら、資格の勉強は後回しにしてください。理由は単純で、採用側が最初に見るのが作品だからです。

資格の勉強に100時間を使うか、作品を2本作るのに100時間を使うか。未経験の応募で通過率が上がるのは、ほぼ確実に後者です。資格欄が空でも作品があれば面接に進めますが、資格が並んでいても作品がなければ書類で止まります。

逆に言えば、作品が3本以上あり、説明も準備できている段階なら、資格を検討する余裕があります。順番の問題です。

判断基準2|どの職種に進むか決まっているか

「Webデザイナー」とひとくくりに言っても、実際の業務は分かれています。どこに進むかで、意味のある資格が変わります。

方向 主な業務 資格より優先すること
Webデザイン サイトの設計・ビジュアル制作・コーディング 制作した実物と、設計意図の説明
グラフィックデザイン 紙媒体・ロゴ・パッケージ 印刷物としての仕上がり、入稿データの精度
動画制作 撮影・編集・モーション 尺の中での構成力と、納品形式の理解
Web担当(事業会社) 更新運用・解析・外注管理 数字を読む力と、依頼を言語化する力

方向が決まっていない段階で資格を選ぶと、取ったあとに「これは今の目標に関係なかった」となりがちです。どの方向に進むかを先に決めるほうが、結果的に時間の節約になります。Web・動画・グラフィックのどれを選ぶかで、分け方の考え方を整理しています。

判断基準3|応募先が資格を見る会社かどうか

制作会社の求人票を10件読んでみてください。「必須資格」の欄に何か書かれている求人は、ほとんどないはずです。一方で、事業会社の総務・広報が募集をかける求人では、応募資格の欄に資格名が例示されていることがあります。

これは、選考する人の違いによります。制作会社ではデザイナーやディレクターが書類を見るので、作品を直接評価できます。事業会社では人事や部門長が見るため、判断材料として分かりやすい指標が求められます。つまり、応募先の選考体制によって資格の効き方が変わるということです。

自分が受けたい求人を実際に10件読む。この作業には1〜2時間しかかかりません。資格の勉強に何十時間も投じる前に、まずここを確認するのが合理的です。

判断基準4|学習が止まりやすい人か

独学で進めていて、3週間空いたことが過去にあるなら、資格の締切は有効に働きます。試験日を先に申し込んでしまえば、逆算で予定が組まれます。

逆に、すでにスクールや職業訓練で締切のある環境に身を置いているなら、この効用は重複します。課題の提出期限が同じ役割を果たすためです。学習が止まる問題は未経験からのロードマップの側で解いたほうが、資格を1つ取るより効きます。

判断基準5|受験料と学習時間を払えるか

資格には受験料と教材費、そして学習時間がかかります。金額は主催団体によって変わり、改定されることもあるため、必ず主催団体の公式サイトで最新の受験料と試験日程を確認してください(2026年9月時点でも、年度によって変更されることがあります)。

ここで考えたいのは、金額そのものより「同じ時間を何に使えるか」です。

100時間の使い道 得られるもの 採用への効き方
資格1つの取得 履歴書の資格欄に1行 会社によっては加点、多くは中立
ポートフォリオ作品2本 面接で話せる材料が2つ ほぼすべての応募先で加点
既存作品の作り直し 1本の完成度と説明の深さ 作品説明の場面で効く
応募先の調査(50社分) 志望動機の具体性 一次面接の通過率に直結

この表は資格を否定するためのものではありません。持ち時間が有限であることを確認するためのものです。時間に余裕があるなら、資格も作品も両方できます。

判断基準6|未経験であることの説明材料が他にあるか

資格が最も効くのは、他に何も示せるものがない場合です。学習を始めたばかりで作品がなく、前職も無関係で、何を根拠に「学べる人です」と言えばいいか分からない。この状態なら、資格は「学習を最後までやり切った証拠」として機能します。

ただし、同じ証拠は作品でも作れます。しかも作品のほうが情報量が多い。だからこの基準は、資格を取るべき理由というより、他に材料がないことを自覚するための基準だと考えてください。

判断基準7|資格の勉強が、実務の理解につながる内容か

資格には、実務に直結する知識を扱うものと、試験のための知識に寄っているものがあります。前者は、資格を取らなくても学習内容自体が役に立ちます。後者は、試験に受かる以外の用途が薄くなります。

見分け方は簡単で、出題範囲の目次を読むことです。目次に並んでいる項目が、実際の制作で使う判断(配色、構成、アクセシビリティ、著作権、データ形式など)であれば、勉強すること自体に意味があります。用語の暗記が中心なら、実務への転用は限定的です。

代表的な資格を「どういう人に向くか」で分類する

具体的な資格名は多数ありますが、性質で分けると3種類しかありません。個別の試験については、受験料・出題範囲・試験日程が変わるため、必ず主催団体の公式情報をご確認ください。

種類 性質 向いている人
ツール操作の技能を測るもの 特定ソフトの操作習熟度を証明する ツールに触った期間が短く、操作の抜けを埋めたい人
Web制作の知識全般を測るもの 設計・実装・運用の知識を横断的に問う 独学で断片的に学んできて、全体像を整理したい人
関連領域の知識を測るもの マーケティング・アクセシビリティ・色彩など すでに制作はできて、隣接領域へ広げたい人

未経験の段階で効きやすいのは1つ目と2つ目です。3つ目は、実務に入ってから、担当領域を広げたいタイミングで検討するほうが噛み合います。順番を逆にすると、知識が実務と結びつかず定着しません。

資格より先に揃えたほうがいいもの

資格を後回しにするなら、その時間で何をするか。優先度の高い順に並べます。

優先度 やること 目安時間
1 作品を1本、最後まで完成させる 30〜60時間
2 その作品の意図を文章にする 3〜5時間
3 誰かに見せて指摘をもらい、直す 10〜20時間
4 2本目・3本目を、種類を変えて作る 60〜100時間
5 応募先を10社調べて、求人票を読む 2時間
6 資格の検討(ここまで来てから) ─

3番目の「見せて指摘をもらう」が、独学でいちばん抜けやすい工程です。自分で作って自分で判断していると、同じ癖が固定されます。指摘を受けて直した経験は、そのまま面接の材料にもなります。

年齢や前職によって、資格の意味は変わるか

「40代未経験だから資格で補いたい」という相談をよく受けます。気持ちは分かりますが、年齢を資格で埋めることはできません。年齢が上がるほど採用側が見るのは、前職で積んだ仕事の進め方と、それをデザイン業務にどう接続するかです。資格1つでは、その接続の説明にはなりません。

前職が事務なら締切と正確性の管理、営業なら要望の裏にある目的を引き出す力、接客なら相手の反応を見て説明を変える力。どれも制作現場で使われます。20代の応募者にはない材料です。ここを言葉にするほうが、資格の取得より短時間で効きます。

一方で、前職がまったく無関係で、かつ職歴が短い場合は、材料の少なさを何かで埋める必要があります。その埋め方として、作品と資格のどちらを選ぶかという話に戻ります。繰り返しになりますが、作品のほうが情報量が多く、面接で話を広げられます。

資格を「学習の締切」として使うときの組み立て方

判断基準4に該当する人、つまり学習が止まりやすい人にとって、資格は道具として有効です。ただし使い方があります。申し込んで終わりにすると、試験直前に詰め込んで、受かっても何も残りません。

時期 やること ここでの狙い
申込直後 試験日から逆算して週単位の予定を紙に書く 締切を予定に変換する
学習の前半 出題範囲のうち、実務で使う項目から着手 試験対策と実力が重なる部分を先に取る
学習の後半 暗記中心の項目をまとめて処理 ここは短期記憶で足りる
試験の翌週 学んだ観点で既存の作品を1本見直す 知識を作品に還元する

重要なのは最後の行です。試験が終わった直後は、知識が最も定着している状態です。この時期に自分の作品を見直すと、以前は気づかなかった粗が見えます。ここまでを一連の流れとして組んでおくと、資格が実力に接続します。

逆に、締切を作りたいだけなら、資格でなくても構いません。制作物の公開予定日を先に決める、誰かに見せる約束を先に取り付ける、応募したい求人の締切に合わせる。外から締切を持ってくる方法は複数あります。受験料を払わずに済む方法から先に試すほうが、費用の面では合理的です。

資格まわりでよくある4つの誤解

相談の場でよく出てくる誤解を、先に外しておきます。

誤解1|資格があれば未経験でも採用されやすい

採用側が未経験に求めているのは、伸びしろの根拠です。資格はその根拠の一つになり得ますが、作品ほど直接的ではありません。資格欄が埋まっていても作品がなければ、書類で止まる可能性が高い。順番としては作品が先です。

誤解2|資格を取れば実務ができるようになる

試験に受かることと、条件のある仕事を期日までに納めることは別の能力です。試験には正解がありますが、実務にはありません。クライアントの目的、予算、期日、既存の資産、これらの制約の中で判断を積み重ねるのが実務です。資格の学習でこの部分は身につきません。

誤解3|資格を取ってから応募すべき

「まだ資格がないから応募できない」と待つ人がいますが、待っている間に求人は動きます。未経験可の求人は通年で出るものではなく、タイミングがあります。応募できる状態を先に作って、資格は並行して進めるほうが機会を逃しません。

誤解4|たくさん取るほど有利

複数の資格が履歴書に並んでいると、面接で「なぜこれを取ったのか」を全部聞かれます。動機が説明できない資格は、かえって印象を下げます。取るなら1〜2個に絞り、それぞれ取った理由を言えるようにしておくほうが安全です。

資格以外に「学べる人だ」と示す方法

資格の役割は、突き詰めると「この人は最後までやり切る」という証明です。同じ証明は、資格以外の形でも作れます。しかも多くの場合、そちらのほうが情報量が多い。

示し方 何が伝わるか 準備の重さ
完成した作品と、その制作過程の記録 手を動かせること、意図を持って判断できること 中〜重
指摘を受けて直した前後の比較 フィードバックを受け取れること 軽(作品があれば追加コストは小さい)
継続の記録(学習ログ・制作日誌) 期間と頻度。学習が止まらなかった事実 軽
実案件への参加 クライアント都合の中で完成させた経験 重(機会がないと作れない)
身近な相手の依頼をこなした経験 要望を聞いて形にした一連の流れ 中

2番目の「直した前後の比較」は、準備の負担が軽いわりに効きます。すでにある作品の初期案と最終案を並べ、何を言われて何を変えたかを1〜2行添えるだけです。未経験の応募でこれを用意している人は多くありません。

5番目も見落とされがちです。知人の店のチラシ、地域のサークルの告知画像、家族の名刺。規模は小さくても、要望を聞いて形にして相手の反応を受け取る、という流れは実務と同じ構造です。「実務経験がない」と書くより、こうした一件を具体的に書くほうが伝わります。

独学で作品を1本作り切るための手順

資格を後回しにして作品を作る、と決めた場合の進め方を書いておきます。何を作るかで止まる人が多いので、題材の決め方から書きます。

工程 やること 目安
1. 題材を決める 実在する小規模な店・団体を選ぶ。架空より具体的に考えられる 1〜2時間
2. 現状を調べる その店の既存サイトやSNS、客層、周辺の同業を見る 2〜3時間
3. 目的を1文で書く 「誰に何をしてもらうためのサイトか」を紙に書く 30分
4. 構成を決める ページ構成と各ページの役割。ここで色や装飾は考えない 3〜5時間
5. デザインを作る トップと下層1〜2枚。全ページ作る必要はない 15〜30時間
6. 実装する 可能ならコーディングまで。難しければ静止画でも可 10〜20時間
7. 見せて直す 誰かに見せ、指摘を受けて直す。ここを飛ばさない 10〜20時間
8. 説明を書く 判断の理由と、いま直すならどこかを文章にする 2〜3時間

合計で45〜85時間です。資格1つの学習時間とほぼ同じか、少し多い程度。この差をどう見るかが、判断基準5で書いた「持ち時間の配分」の話です。

実在の店を題材にする場合、無断で公開するとトラブルになることがあります。ポートフォリオに載せる際は「架空の案件として制作した習作である」と明記するか、事前に許可を得てください。ここを曖昧にすると、面接で指摘されます。

千葉で学ぶ場合の、通学の現実

スクールに通う選択をした場合、受講料の次に効いてくるのが通学の負担です。半年(約26週)で試算します。所要時間と運賃はお住まいの駅で変わるため、ご自身の数字を当てはめてください。

通学頻度 半年の回数 片道45分の往復総時間 片道60分の往復総時間 片道500円の総交通費
週1回 約26回 約39時間 約52時間 26,000円
週2回 約52回 約78時間 約104時間 52,000円
月2回 約12回 約18時間 約24時間 12,000円

週2回・片道60分だと、移動だけで100時間を超えます。これは作品を2本作れる時間です。だからといって通学が損だとは限りません。決まった時間に机に向かう仕組みが外からできること、その場で質問できる相手がいること、この2つに100時間分の価値を見出せるかどうかで判断が分かれます。

当校は千葉市中央区にあり、開館時間は平日11:00〜21:00、土・日11:00〜18:00(月曜・祝日は休館)です。平日夜に立ち寄る前提の時間設計にしています。働きながら半年通う時間割の作り方で、平日夜と土日の組み立てを整理しています。

うちを選ばなくていい人|独学・職業訓練・給付制度

ここまで読んで「じゃあスクールに通うべきか」と思われた方へ、先に向かないケースを書きます。

独学で足りる人。自分で調べて手を動かし、詰まっても数日で抜けられる人は、書籍とオンライン教材で十分に進められます。判断の目安は、すでに1本、最後まで作り切ったものがあるかどうかです。作り切れているなら、受講料を払う理由は薄い。指摘をもらう相手だけ、コミュニティや知人の中で確保できれば形になります。

公共職業訓練が合う人。雇用保険の受給資格や求職状況などの条件を満たす場合、ハローワークを通じた職業訓練を受けられることがあります。費用面の負担が大きく変わる可能性があるため、費用が最優先の判断軸であれば先に確認してください。開講時期と定員が決まっているため、希望の時期に始められるとは限りません。条件と実施状況は、お住まいの地域のハローワークでご確認ください。千葉の職業訓練とスクールの違いも参考にどうぞ。

教育訓練給付制度を使いたい人。厚生労働大臣が指定した講座であれば、受講費用の一部が支給される制度があります。対象講座かどうか、支給条件を満たすかどうかは、厚生労働省の「教育訓練講座検索システム」とハローワークで確認できます。制度は改正されることがあるため、2026年9月時点の情報として、必ず最新の条件をご自身でご確認ください。

資格取得そのものが目的の人。当校のカリキュラムは、資格試験の対策を目的としたものではありません。作品を作り、実務の判断を身につけることに時間を使います。資格の合格を最短で狙うなら、資格対策に特化した講座のほうが合います。

半年で一人前にはならない、という前提

資格を取っても、スクールに通っても、半年で一人前のデザイナーにはなりません。半年で到達できるのは、実務の入口に立つ材料が揃うところまでです。ツールが操作できて、目的から逆算して組み立てられて、その理由を説明できる。そこから1〜2年、実務の中で反復して水準が上がります。

時期 やること 到達点
1〜2ヶ月目 ツール操作、デザインの基本原則 見本を模写して再現できる
3〜4ヶ月目 課題制作、コーディングの基礎 条件があれば形にできる
5〜6ヶ月目 ポートフォリオ制作、可能なら実案件 意図を説明できる作品が2〜3本
就職後1〜2年 実務での反復と修正 ここでようやく実務水準

この前提を共有しないまま「資格を取れば就職できる」と考えると、取ったあとに動けなくなります。資格は学習の途中経過を測る道具であって、到達点ではありません。

費用の内訳|受講料と、それ以外にかかるもの

スクールを検討する場合の内訳を整理します。千葉市中央区の当校の場合、受講料は次のとおりです(すべて税込)。

コース 受講料 期間
Webデザイナー専攻 572,000円 6ヶ月
Webデザイナー専攻 主婦・ママクラス キャリアデザインプログラム 423,500円 6ヶ月
グラフィックデザイン講座 319,000円 4ヶ月
動画クリエイター専攻 445,500円 4ヶ月
動画ディレクター専攻 385,000円 3ヶ月

これに加えて交通費がかかります。片道運賃×2×通学回数で試算してください。週1回で半年なら約26回、週2回なら約52回です。片道500円なら26,000円と52,000円。Adobe Creative Cloudとパソコンの費用は条件によって変わるため、金額は説明会でご相談ください。

受講満足度は97.4%です(※デジタルハリウッドSTUDIO千葉 修了時アンケートにおいて「総合的な満足度」を5段階中4以上と回答した方の割合。2021年3月〜2022年10月の修了者78名の回答による/自社調査)。この数字は修了した方の回答であって、これから始める方の結果を約束するものではありません。

資格を取ったあと、何に接続するか

取ること自体は目的になりません。取ったあとに何をするかを、取る前に決めておくと無駄になりません。

取った資格の性質 次に接続すること
ツール操作の技能 操作が速くなった分を作品制作に回す。制作本数を増やす
Web制作の知識全般 既存作品を見直し、知識に照らして直す。説明の言葉が増える
関連領域(色彩・解析など) 作品の説明に、その領域の観点を1つ足す

共通しているのは、資格で得た知識を作品に還元するという一点です。履歴書に1行足して終わりにすると、面接で「取っただけの人」に見えます。「この資格で学んだ〜という観点で、この作品のここを直しました」と言えると、資格が生きた材料になります。

また、資格の学習中に作った小さな成果物も残しておいてください。練習で作った配色パターンやレイアウトの検証も、面接では継続の証拠として機能します。捨てずに残す、というだけの話ですが、後になって効きます。

まとめ|資格を検討する順番

7つの基準を、判断の順に並べ直します。

順 確認すること 該当したら
1 作品が1本もない 資格は後回し。作品を作る
2 進む方向が決まっていない 方向を決めてから資格を選ぶ
3 応募先が資格を見ない業態 優先度を下げる
4 学習が止まりやすい 締切として資格を使う価値あり
5 受験料と時間を確保できない 作品制作を優先
6 他に説明材料がない 資格が有効に働く場面
7 出題範囲が実務の判断に重なる 取得の有無に関わらず学ぶ価値あり

この順で見ていけば、自分にとって資格が必要かどうかは決まります。おすすめ資格の一覧を眺めるより、自分の状況を7つに当てはめるほうが早い。所要時間は15分ほどです。

そして、7つのどれに該当しても変わらないことが一つあります。最後に効くのは、完成させた作品と、それについて自分の言葉で説明できるかどうかです。資格はその手前を支える道具にすぎません。道具の選定に時間を使いすぎて、本体に手をつけられないのが、いちばんもったいない状態です。

迷っている段階なら、一度話を聞きに来てください。無料説明会では、いまの状況を伺ったうえで、独学・職業訓練・受講のどれが合うかも含めてお話しします。受講が前提の場ではありません。コース内容はWebデザイナー専攻、動画クリエイター専攻のページでご覧いただけます。

デジタルハリウッドSTUDIO千葉 by lanitech(運営:lanitech合同会社)は千葉市中央区富士見、千葉駅から歩ける距離にあります。開館時間は平日11:00〜21:00、土・日11:00〜18:00(月曜・祝日は休館)です。

お気軽に説明会にお越しください

オンラインでも可 説明会予約をする

「未経験でも授業についていける?」

「仕事と両立できるか不安…」

「一人だと、続かない気がする…」

説明会で、カリキュラムの詳細から卒業後のキャリアまで、
担当者が丁寧にご説明します。
無理な勧誘はありません。

無料説明会の様子
人気コースを無料で体験する