Webデザイン
千葉県長南町様|地域情報サイト「長南あじっと?」
千葉県長生郡長南町の地域情報サイト「長南あじっと?」です。地域団体「ほぼ道の駅ちょうなんプロジェクト」様からのご依頼で、長南町のまちづくり町民提案事業補助金を活用して制作しました。

「道の駅がない町に、道の駅のような場所を」
クライアントの「ほぼ道の駅ちょうなんプロジェクト」様は、長南町に道の駅の機能を持つ場所をつくりたい、という思いで発足した地域団体です。Webサイトの目的は、イベント情報・店の営業情報・そこにいる人の紹介を、1か所で得られるようにすること。行政の観光ページとは別に、民間の目線で町を見せる場所をつくる、という位置づけでした。
読み手として想定したのは3層です。移住を考えている人、町の出身でUターンを考えている人、そして今住んでいる人。外向けと内向けを1枚のサイトで両立させるのが最大の課題でした。
デザイン ─ 和色3色に絞る
採用案が置いた軸は、日本の伝統色でした。
- 千年緑(せんねんみどり) — 里山の深い緑
- 尾花(おばな) — ススキの穂のような柔らかい灰白
- 藍墨茶(あいすみちゃ) — 青みの強い灰色
キーワードは「落ち着いた」「優しい」「温かみのある」「どっしりとした」。書体はしっぽり明朝。地域サイトはビビッドな色と丸ゴシックで元気よく作られがちですが、それをやるとどの町のサイトも同じ顔になる。長南町が持っている静けさを、そのまま色に置き換えています。
サイト名は、手で書いた
「長南あじっと?」という名前は、それ自体が問いかけの形をしています。ロゴは手書き文字にして、ファーストビューで写真が時間差で入れ替わるのに合わせ、名前がふわっと浮かび上がる演出をつけました。読み込んだ瞬間に完成しているのではなく、少しずつ立ち上がる。町に入っていく感じを、動きで作っています。


情報設計 ─ カレンダーに何を載せないか
いちばん議論したのは、カレンダーの扱いです。町の情報を集めると、イベントの予定と、個店の営業日が両方出てきます。両方を1つのカレンダーに入れると、毎日何かが書かれている、つまり何も目立たないカレンダーができあがります。
そこで、カレンダーにはイベント情報だけを載せると決めました。店の営業日時・連絡先・SNS・駐車場といった情報は「おすすめスポット」の一覧ページに集約し、「今週なにかある?」と「あの店いつ開いてる?」を別の入口にする構成にしています。
受講生の関わり方
2024年10月に現地でヒアリング会を実施し、11月に学内コンペ。STUDIO松山・千葉・柏の受講生4名がそれぞれ企画書とデザイン案を作り、12月のデザイン発表会でクライアント様の前で提案しました。採用されたのはSTUDIO千葉の受講生の案です。
ヒアリングから発表、制作、公開まで一連を通しています。提案が採用されなかった3名も、同じヒアリングから別の答えを出す経験をしていることに意味がある案件でした。
関連リンク
このページについて:制作の経緯は当校の記録によります。現在公開中のサイトは、公開後に更新が加えられている場合があります。
