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愛媛県様|えひめDXキッズフェスタの企画とクリエイティブ
愛媛県様のデジタルシフト推進事業として実施した、親子向けイベント「えひめDXキッズフェスタ」です。AR・VR・ドローン・3Dプリンター・生成AI・NFTアートといった最新技術を、小学生が一日で一気に体験できる催しでした。
この案件が制作実績のなかで性格が違うのは、成果物が「イベントが成立したこと」そのものだからです。チラシを配って人が来なければ意味がなく、サイトを作っても申し込み方が分からなければ意味がない。制作物の良し悪しが、来場者数という数字で返ってきます。

1|約2ヶ月、毎週の定例ミーティングから始まった

プロジェクトが動き出したのは6月末。本番は8月24日です。約2ヶ月を、毎週の定例ミーティングで回しました。
制作物を分担して持ち帰り、次の週に持ち寄って擦り合わせる。デザイナー・ディレクター・コーディネーター・運営スタッフに役割を分け、在校生と卒業生が横断して担当しています。主婦ママクラス出身の在校生が、未経験でディレクターに挑戦した回でもありました。
参加した卒業生の言葉に、この案件の性格がよく出ています。
準備の様子も見ていましたが、0から作り上げることの大変さを学びました。なにげなく置かれているデザイン1つとっても、ここに行き着くまでに色々あったんだなと感慨深く、これから参加するイベントの見方も変わりそうです。
2|集客動線 ─ チラシとLPで役割を分ける

子ども向けのイベント告知は、実際に申し込むのが保護者であるという二重構造を持ちます。子どもが「行きたい」と言わなければ始まらない。しかし保護者が「安全そうだ」「ためになりそうだ」と判断しなければ、申し込みボタンは押されません。
チラシを担当した卒業生が置いた狙いは「子どもたちの心を掴むデザイン」。ロボットのイラストとカラフルな配色で、未来へのワクワク感を前に出しています。表面で「行きたい」を作り、裏面で日時・会場・体験内容・参加無料といった保護者の判断材料を並べる。1枚で2人の読者を相手にする設計です。

特設LPは、チラシを見た人が最後に着地する場所です。担当した卒業生が立てたキャッチコピーは「デジタル体験でこどもたちの未来の可能性を広げる」。チラシが「楽しそう」を担当し、LPが「意味がある」を担当する。同じ言葉を2回言うのではなく、担当を分けることで、紙とWebの両方が仕事をします。
3|会場の中でも、デザインが導線になる

当日は9つのブースが同時に動きます。3Dプリンタ、ドローン操縦、AR制作、VRのまちづくり、生成AI、ライブペインティング、AR・VRスタンプラリー、AR宝探し、等身大アバター。
来場者は「どれから回ればいいか」が分からないまま入ってきます。そこで体験一覧と会場MAPを1枚に統合し、事前予約エリア/当日OKエリアを色で分けました。 会場の紙は、装飾ではなく案内標識です。


4|「DXマスターカード」が、いちばん持ち帰られた制作物だった

スタンプラリーですべてのキーワードを集めると、DXマスターカードがもらえます。当日運営に入った在校生の報告が、この制作物の効き方を示していました。
ある男の子はこのDXマスターカードもとても気に入っていて「宝物入れ」に入れるほど大切にしてくれているそう。
アンケートに答えていただいた後、DXマスターカードを読み取って写真を撮ったら(仕掛けがあります)、もれなく保護者の皆さん笑顔でした! お子さんたちもカードのお土産があるのは嬉しそうでした。(今回のためにデザインされたカードもカッコいい!!)
チラシは会場に来たら役目を終えますが、カードは家まで持って帰られる。イベントの記憶がどこに残るかを決めているのは、当日のプログラムだけではありませんでした。
5|当日の体験ブース



親子で参加された方からは、こんな声がありました。
ARを簡単に作れることにびっくり! 普段の生活では最新テクノロジーに触れる機会は少ないので息子はいい経験になりました。
後日、お家でも実践されたそうです。「ソフトの操作も簡単で、すぐに作れて楽しかった。家でも、人の顔の周りにキャラクターが出てくるARを作って遊んでみた」という報告が届いています。イベントが「その日限りの体験」で終わらなかった、という一点が、この企画のいちばんの成果でした。

6|デザインした人が、その場で来場者に会う

この案件の特徴は、デザイナーとして参加した人が、当日は受付や誘導に立つことです。自分が作ったチラシを見て来た人と、その場で会う。制作物が効いたかどうかを、その日のうちに知れる。
受付を担当した在校生の言葉です。
イベントに参加された方が入場時と比較して、帰るときにとても満足そうな表情になっていたのが印象的でした。スムーズな受付体制と満足にイベントを楽しめる環境が大事だなと思いました。
トレーナーや卒業生、在校生、県職員の方、その他の会社の方々など、この一つのイベントを成功させるために沢山の人たちが協力し作り上げているんだということを実感しました。「一つの目標についてお互いが協力し、助け合いながら達成する」という感覚が久しぶりで嬉しかったです。

7|結果と、その後
この形式はその後、愛媛県内の中予・東予・南予の各地で全3回に展開しました。
- 320名以上を動員
- 満足度90%以上
デジタル技術は日々進化しますが、大切なのはそれを扱う私たちが心を通わせ続けて「人間らしく」あること、そして習得したスキルを「どのように活かしていくか?」という問いを持ち続けることです。子どもたちと大人が真剣に本気で遊ぶ場を、制作物で成立させた案件でした。
担当した制作物
- イベント企画・全体コーディネート・工程管理
- イベントロゴ/メインビジュアル
- 集客チラシ(表裏)
- イベント特設LP(デザイン・コーディング)
- 会場MAP/ワークショップ体験一覧
- スタンプラリー台紙2種/AR宝探しゲーム台紙
- 景品「DXマスターカード」/スタッフTシャツ/装飾パーツ
- 当日撮影・ショート動画
- 当日運営(受付・誘導・ブース補助)
関連リンク
このページについて:動員数・満足度・制作の経緯は当校の実施記録によります。契約条件・費用は掲載していません。
参考:https://school.dhw.co.jp/school/chiba/blog/clientwork_2025.html
