グラフィック/動画
KASHIWA GREENDAY様|イベントチラシと記録動画
柏駅前で「面白いことを自分たちでやってみよう」という趣旨で開かれていたイベント、KASHIWA GREENDAY様の広報物と記録動画です。依頼元は、イベント運営を担う柏アーバンデザインセンター(UDC2)様。1回目はチラシ、2回目は動画という形で、2回にわたって関わりました。
1|クリスマスイベントのチラシ(2023年12月)

ご相談は、11月も半ばを過ぎたころに届きました。
12月16日に柏駅東口で行うKASHIWA GREENDAYのクリスマスイベント。その集客・盛り上げのために制作するチラシを、受講生さんにお願いできないか?
企画の中身がまず良かった。
- 柏駅東口のダブルデッキで焚き火(焼きマシュマロも)
- 自分で描いたキャンドルがデッキに並ぶキャンドルナイト
- サンタクロースがお菓子を配りにやってくる
- 話題のスイーツを片手に音楽ライブ・催し物・ワークショップ
この案件が成立した背景には、まちづくりの観点で柏駅周辺にクリエイターを増やしたいというUDC2様の想いがありました。デザインを学ぶ人にとっては、与えられた課題ではなく実務を通して学べる場になる。両者の狙いが重なった共創型のクライアントワークです。
入学して1ヶ月の2名が担当した
制作したのは、開校から1ヶ月しか経っていないSTUDIO柏の第1期生2名でした。
納期が短いけど大丈夫…?/私たちにできるかな…?でもやってみたい
そんな不安や葛藤を経て、2人で協力して制作することになります。
ターゲットは「親子」。だから決めたこと
このチラシは、保育園や小学校を通じて家庭にも配布されるものでした。つまり読むのは保護者、行きたがるのは子どもです。
そこで、ファミリーが「楽しそう!家族みんなで行ってみたい!」と思えるチラシにする、という方針を先に決めました。制作中に出た問いが、そのまま設計の論点になっています。
- ワクワクするクリスマスって、どんなイメージだろう
- イラストを使ったら可愛いし楽しそう
- 柏らしさも取り入れたい
- これまでのKASHIWA GREENDAYの雰囲気を活かすにはどうしたらいいだろう
- 情報をちゃんと伝えるって大変…
最後の一行が、この案件の核心です。楽しそうに見せることと、必要な情報を伝えることは、面積を奪い合う。

「視線の誘導」と「情報伝達」
チラシのデザインで大切なのは、この2つです。「伝えたい情報が読み手に正しく伝わる」ことをゴールに置き、まず情報を設計しました。
- 何の情報を一番に伝えるか?
- 見た人の第一印象は?
- 伝えたいことがきちんと伝わるか?
この3つを固めたうえで、配色・フォント・あしらいといった細部に入る。順番を逆にすると、可愛いけれど何のイベントか分からないチラシになります。
完成したチラシは、市内の保育園・小学校を通じて家庭に配布されたほか、kamon かしわインフォメーションセンター、柏髙島屋、柏駅東口ダブルデッキ(柏マルイ側の広告ラック)で配布されました。

制作者のふりかえり
初心者でありながら、不慣れな作業を最後までやり遂げることができたことは、私にとって大きな成果です。今後クライアントワークに取り組む際には、事前の計画と準備をしっかりと行うことで、作業の流れや目標を明確にすることが重要だと思いました。(STUDIO柏1期生・Webデザイナー専攻)
色の使い方、要素の大きさをどれくらいにするかで苦労しました。ですが、制作メンバーとやり取りをしたり、話し合いをして案を出し合い制作をする事がとても楽しかったです。「デザインをする上で準備をする事の大切さ」を今後の制作物にも活かしていきたいです。(同上)
2|イベント動画の撮影(2024年3月17日)
チラシのご縁から、最終回となるイベントの記録動画の撮影・編集を任されました。担当したのはSTUDIO千葉の卒業生の動画クリエイター。そこに、STUDIO柏のネット動画クリエイター専攻の受講生が「イベント撮影実習」として入っています。

準備風景から撮る
朝9時、快晴。関係者と出展者が集合するところから撮影を始めました。準備風景から撮るのは、できあがったイベントだけを映しても、そこにかかった手間が映らないからです。この日は撮影メンバーだけでなく、STUDIO柏の受講生やSTUDIO千葉の卒業生もボランティアスタッフとして参加しています。

- インタビュー撮影 — 立ち位置、背景、光の当たり方を調整する。会場は雑音が多いのでピンマイクを使う。在校生がインタビュアーを務めた
- ブース撮影 — 会場を回りながら、ジンバルで手ブレを抑えて撮る。お昼に買ったキッチンカーのチュロスまで撮った
現場でしか学べなかったこと
受講生が挙げた学びが的確でした。
- 撮るチャンスがあったら貪欲に撮りにいく — プロは常に周りを観察して、撮れ高がありそうな場所へすかさず向かう
- 写る人の角度や位置を微調整する — 撮影者は被写体の立ち位置や動き、言葉まで調整していた
- 質問ごとにカットして撮る — 流しっぱなしにせず、編集で使える単位に切りながら撮る
この3つは、教室では教えられません。現場に立って、隣で見るしかない種類の知識です。
この案件のまとめ
| クライアント | KASHIWA GREENDAY様/柏アーバンデザインセンター(UDC2)様 |
|---|---|
| 1回目 | 2023年12月16日のクリスマスイベント集客チラシ。STUDIO柏 開校1ヶ月の1期生2名が制作。保育園・小学校を通じた家庭配布ほか3か所で配布 |
| 2回目 | 2024年3月17日の最終回イベントの記録動画。卒業生が主担当、受講生が撮影実習として参加 |
関連リンク
このページについて:制作過程と本人のコメントは、参加した受講生のレポートによります。受講生の氏名は掲載していません。契約条件・費用も掲載していません。
