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エディトリアル/伴走支援

茨城県河内町様|観光冊子「かわちじかん」と年間の広報伴走

観光冊子「かわちじかん」の表紙。稲穂と飛行機、イメージキャラクターかわち丸
クライアント
茨城県河内町様
制作物
観光冊子「かわちじかん」(全18ページ)・名刺・表彰用ロゴ・バナー類・年間の広報伴走
領域
エディトリアル/伴走支援
期間
年間継続

茨城県稲敷郡河内町様とは、単発の制作物をお受けする関係ではなく、月1回の定例を軸にした年間の伴走体制でご一緒しています。観光冊子・広報物・イベント告知・商品ラベルまで、町の発信をまとめて設計する形です。

観光冊子「かわちじかん」表紙。稲穂ごしの青空に飛行機、イメージキャラクター「かわち丸」
観光冊子「かわちじかん」表紙。稲穂ごしの青空に飛行機、イメージキャラクター「かわち丸」

観光冊子「かわちじかん」

全18ページの観光冊子です。ディレクター・デザイナー・ライター・フォトグラファーがチームを組み、企画から納品まで担当しました。完成した冊子は河内町様の公式サイトでPDF公開され、町の観光PRとして使われています。

タイトルが決めた、冊子の距離感

「かわちじかん」、そしてサブコピーは「心ほぐしに ちょっとそこまで」。ここに、この冊子の性格が全部入っています。

河内町は人口7,000人規模、茨城県内でもっとも人口の少ない自治体です。有名な観光地があるわけではありません。「わざわざ行く町」として売り出しても勝てない。 だから、勝てる土俵を先に決めました。首都圏から車で行ける距離にある、なんでもない時間を過ごせる場所。表紙のコピーが「ちょっとそこまで」なのは、来てもらうハードルを自分から下げているからです。

マップは、イラストで描いた

見開きの「Welcome to KAWACHI」は、写真ではなくイラストマップです。実測の地図をそのまま載せると、河内町は利根川に沿った細長い土地に、施設が点在している形になり、どこも遠く見えます。

イラストにすると、距離を描き手が決められます。町の輪郭は残したまま、田んぼ・寺・直売所・飛行場・コスモス畑といった要素を、実際より近い間隔で置く。「一日で回りきれそう」に見えることが、この冊子でいちばん重要な情報でした。

各スポットには番号とQRコードを振り、本文の詳細ページへ飛ばしています。紙の冊子は情報を更新できませんが、QRの先は更新できる。変わらない情報を紙に、変わる情報をWebにという切り分けを、誌面の仕組みとして組み込んでいます。

「Welcome to KAWACHI」見開き。イラストマップに番号を振り、各スポットにQRコードを付けている
「Welcome to KAWACHI」見開き。イラストマップに番号を振り、各スポットにQRコードを付けている

色は、町の色から取った

基調は、稲穂の黄金色と空の青、そして黄緑。町章のカラーとも整合します。表紙に飛行機が飛んでいるのは、町内にある大利根飛行場のセスナが実際に見える風景だからです。ストックフォトで作れる冊子にしないために、現地に足を運んで撮り下ろしています。

「案件ごとの都度対応」をやめる

ご相談をいただいた時点で、町の広報物は案件ごとの都度発注になっていました。企画・制作・印刷が単発で発生するため、準備期間が十分に取れない回が出る。施策どうしの連動も弱くなる。1枚ずつは間に合っているのに、年間で見ると噛み合っていないという状態です。

そこで、年間のスケジュールを先に引き、撮影素材をまとめて確保し、冊子・チラシ・SNS・Webで同じ素材を使い回せる設計に切り替えました。町制施行30周年という区切りが重なったことも後押しになっています。

この体制で制作しているもの

  • 観光冊子「かわちじかん」
  • 名刺
  • 表彰用ロゴ
  • テーブルクロス、ロールアップバナー
  • 日本酒・ビールのラベル(別ページ
  • かわちイルミネーションの広報物と公式サイト(別ページ
  • オリジナルナンバープレートのデザイン(別ページ

どうやって作ったか

  1. 現地視察 — メンバーが河内町に足を運び、飛行場・農地・地域の人たちと直接ふれあう。「知らない土地」をゼロから理解するところから始める
  2. ヒアリングと編集方針の策定 — 町の担当の方と何度も打ち合わせ、「何を伝えたいか」をすり合わせて、コンセプトと構成を一緒に設計する
  3. チームで制作とフィードバック — ディレクター・デザイナー・ライターがそれぞれの役割で動く。拠点を越えたリモートでの共創
  4. 納品 — 町に納品し、公式ページでも公開されて観光PRに使われている

小さい町だからこそ、仕事がある

河内町は利根川を挟んで千葉県成田市・栄町・印西市の対岸にあり、米・レンコン・いちじく・いちごを産する純農村地帯です。

小さい町では、外注に出すロットに届かない仕事がたくさんあります。チラシ1枚、動画1本、ページ1つ。「頼むほどではないが、なんとかしたい」が積み上がっている。 年間伴走という形にしているのは、その積み上がりをまとめて引き受けるためです。

関連リンク

そのほかに作っているもの

沼の案内看板、ドリームフェスティバルのチラシとスタンプラリー台紙、役場で使うロールアップバナーとテーブルクロス。紙・布・屋外サインと、素材がばらばらでも同じ町に見えることを優先しています。河内町様とは、クリエイティビティを通じた地域活性化と「ひとづくり」に関する包括連携協定を結んでいます。


このページについて:冊子は当校が制作し、河内町様の公式サイトでPDFが公開されています。町の概況は茨城県および河内町様の公開資料によります。費用は掲載していません。

参考:https://www.town.ibaraki-kawachi.lg.jp/data/doc/1763103652_doc_85_0.pdf

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