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グラフィック/動画

NPO法人ワークライフ・コラボ様|仕事と暮らしの両立フェスタの台紙と記録動画

20ブースを回るためのスタンプラリー台紙
クライアント
NPO法人ワークライフ・コラボ様/NPOピアリンクinえひめ様
制作物
スタンプラリー台紙・当日の記録動画(約1分)
領域
グラフィック/動画
期間
約2週間(2024年1月)

NPO法人ワークライフ・コラボ様とNPOピアリンクinえひめ様の共催イベント「仕事と暮らしの両立フェスタ」の、スタンプラリー台紙当日の記録動画です。2024年1月8日、エミフルMASAKI(愛媛県松前町)で開催されました。

完成したスタンプラリー台紙。20ブースを回るための一枚
完成したスタンプラリー台紙。20ブースを回るための一枚

「ハタラク×暮らす×多様性」

仕事と暮らしの両立の工夫やヒントを学べるイベントで、企業・地域団体・起業家による20のブースが並びました。ブースを回るスタンプラリーやマジックショーがあり、多くの来場者で賑わっています。

担当したのは、当校の卒業生。自分が会員になっているNPOからの依頼だったことがきっかけでした。

スタンプラリー台紙は、地図と台帳を兼ねる

この台紙は、見た目より難しい仕事です。1枚の紙で、次の全部を成立させなければなりません。

  • 会場のどこに何のブースがあるか(地図として機能する)
  • スタンプを押す枠(押しやすい大きさと配置)
  • 回る順路のヒント(回遊させる)
  • イベントの世界観(持って歩きたくなる)

しかも来場者は、片手に子どもの手を引きながらこれを見ます。立ち止まって読み込む前提では作れません。

★ 未確定のまま走り出した

この案件の実務的な難しさは、そこにありました。

「やってみたいです!」と言ったものの、担当者と打ち合わせをしたところ、納期は2週間後だと言われて、一気に不安になる私。実は、まだIllustratorの基本的な使い方もあやふやな状態だったのです。また、各ブースの配置がなかなか決まらないなど、未確定要素が多いまま、作成を開始することになったため、超初心者の私には、ハードルが高い案件でした。

ここが実案件の実案件たるゆえんです。情報が全部そろってから作り始められる仕事は、ほとんどありません。 ブース配置が決まっていないなら、決まっていない前提でレイアウトを組む。あとから位置が動いても崩れない構造を先に作る。

制作は、育休中の限られた時間で進みました。子どもが寝てからか、週1回の一時預かりの間しか集中できない。締切直前は「一人ブラック企業」の状態になり、思考も止まったと本人は書いています。

ラフの段階でプロに見せる

そこで採った手が、「とりあえずの状態でトレーナーに見てもらう」ことでした。

とりあえずの状態でトレーナーさんに見てもらうと、次から次にアイデアが出るわ、出るわ。だんだんとプロの仕上がりに近づいていきました。

左が最初に作った台紙、右が完成品。情報の整理と余白の取り方が変わっている
左が最初に作った台紙、右が完成品。情報の整理と余白の取り方が変わっている

ビフォーアフターを並べると、変わったのは装飾ではありません。ブースの並べ方、スタンプ枠の大きさ、色の使い分けです。要素はほぼ同じで、置き方だけが変わっている。

完成度が上がらないときに「もっと作り込む」のは、たいてい遠回りです。不完全なまま人に見せて、構造の問題を先に潰す。 これは初心者に限らず、実務でいちばん効く進め方でもあります。

当日の会場。来場者が台紙を持ってブースを回った
当日の会場。来場者が台紙を持ってブースを回った

フェスタ当日に、完成した台紙を見た時には、安堵と感動が入り混じった気持ちになりました。私が作成した台紙を持って、たくさんの方がブースを回ってくれているのを見て、嬉しくなりました。

素材がないところから、1分の動画を作る

フェスタ終了後、当日の様子をまとめた1分程度の動画も制作しました。ただしこちらは、条件がさらに厳しい。

素材がほとんどなかったのです。 当日は動画も写真も少ししか撮っていませんでした。しかも本人はボランティアスタッフも兼ねていて、チラシ配りや呼び込みに追われていた。

いちばん苦労したのはテロップだったと書かれています。

様々なテロップを作ってみては、しっくりこなくて、作り直す。これを繰り返して、数時間。

素材が少ない動画では、テロップが構成そのものを背負います。映像で語れない分を、文字で運ばなければならない。 だから、文字の出し方が決まらないと最後まで決まりません。1分の動画に、信じられないほどの時間がかかったのはそのためです。

この案件から持ち帰れること

本人のまとめが、この案件の価値をよく表しています。

プロのトレーナーの方に、自分の作った作品を見てもらうのは、とても恥ずかしいし、勇気がいります。しかし、作ると決めたら、見てもらうしかない。なので、まずは「やる!」と決めて取り組むことが大切だと強く感じました。

「デザインで課題を解決する」という関わり方で、熱意ある団体や自治体の力になれるということを感じることができました。

この案件のまとめ

クライアント NPO法人ワークライフ・コラボ様/NPOピアリンクinえひめ様
イベント 仕事と暮らしの両立フェスタ(2024年1月8日・エミフルMASAKI/20ブース)
成果物 スタンプラリー台紙、当日の記録動画(約1分)
制作期間 台紙は約2週間(ブース配置が未確定のまま着手)

関連リンク


このページについて:制作過程と本人のコメントは、担当した卒業生のレポートによります。氏名は掲載していません。契約条件・費用も掲載していません。

参考:https://school.dhw.co.jp/school/chiba/blog/clientwork_20240108.html

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